フリーランスエンジニアとして案件を受注する際には契約書を交わすことになるが、契約書の確認は非常に面倒な作業だ。
しかし、細部まで目を通さなければ、自分が損をしてしまうこともあるため注意が必要だ。
会社員であれば上司がチェックしてくれることもあり危険を回避することは可能だが、フリーランスの場合見落しあれば全て自分で責任を取らなければならない。
例えば、納期を過ぎたりソースコードに不具合があったりすると、報酬に影響する場合もある。
だが、「契約書に書いてある」と言われればそれまでだ。
契約を結ぶ際には内容を熟読し、疑問がある場合は必ず確認するべきだろう。
フリーランスエンジニアは、仕事を見つけるのに苦労することも多い。
ITエンジニアなどは需要が高いと言われているが、何もしないで仕事がやってくるわけではない。
しかし、できれば自分の要望や得意な分野の仕事をしたいものだろう。
そのためにも、会社員だった時のコネクションを頼ったり、エンジニア向けのイベントに参加したりして、仕事を見つけなければならない。
報酬や条件について交渉しなければならない点も、フリーランスエンジニアの大変な点だ。
そして疲れていても体調が悪くても請け負った仕事は自分でやらなければならず、例えば納品後にバグや欠陥があれば、どんなに忙しくても自分で責任を持って修補することが大事だ。
フリーランスのシステムエンジニアは、失敗したら次の仕事がなくなる可能性もある。
そのため、クライアントの要望を満たさなければならないというプレッシャーを会社員以上に感じながら仕事をしなければならない点も、苦労の一つと言えるだろう。